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2009年3月

2009年3月30日 (月)

キングヘイローの後継

第39回高松宮記念(29日、中京、GI、芝1200メートル)ローレルゲレイロが、遅咲きの23戦目でようやくG1に勝利し、父子制覇しました。
これまではGIレースであと一歩及ばず、朝日杯、NHKマイルで2着の実績がある馬でしたがようやくGIの勲章を手にしました。

でも、この勝てそうで勝てない姿は父・キングヘイローを彷彿させるものがあります。
キングヘイローは、スペシャルウィークの世代で、3冠の皐月賞2着、日本ダービー14着、菊花賞5着に終わりましたが、G1挑戦11戦目にしてようやく高松宮記念を勝利しました。

血統的には、ダンシングブレーヴ産駒のキングヘイローですから短距離馬ではないはずですが、高松宮記念とは、本当に縁があるようです。
既に産駒にカワカミプリンセスがおり種牡馬として成功していますが、ダンシングブレーヴ系を残す意味でも牡馬のG1勝利は貴重です。

ダンシングブレーヴは国際的な名馬で、欧州に残した子孫、コマンダーインチーフ、ホワイトマズルも日本に輸入してしまった為、孫の代ではスエヒロコマンダー、ラスカルスズカ程度で、風前の灯火です。キングヘイロー自身、超良血で期待された馬です。

とにかく後継馬が誕生して良かったと思う。ローレルゲレイロの更なる活躍を願いたい。

2009年3月29日 (日)

『無視、称賛、非難』

楽天野村監督の新著『あぁ、監督ー名将、奇将、珍将』を読みました。
野村さんの著書は、「野村ノート」「野村再生工場」「巨人軍論」をこれまで拝読していましたので、野村さんの主張は何となくですが理解できます。

野村さんの基本的な考えは、「人間教育」です。

「人間的な成長なくして技術的進歩なし」と野村さんは述べている。あれだけマスコミを通して毒ガスを吐いている野村さんですから、誤解も受けていると思いますが、あれも全て計算済みの行動で、マスコミ、ファンに対するサービスだと思う。
結果的に野球界が盛り上がればよいと計算済みで発言しているのではないかと思う。

この本の中で野村監督はWBCについても述べていて、もちろん執筆している頃は大会前なのですが、日本が優勝する可能性は充分あると述べています。
条件として「事前に充分、情報を集め、分析し、それに基づく周到な戦術・戦略を練った上で適材を適所に配し、組織力やインサイドワーク、機動力をはじめとする緻密さを駆使して戦えば・・・」とも述べていますが、実際に侍ジャパンは、三井スコアラーを筆頭に、かなり相手チームを研究したそうです。

チームスローガンの「日本力」という言葉についても、その通りだと誉めています。

まぁ、大会中のボヤキはファンサービスでしょう。

でも大会中のボヤキで一番物議?を醸したのは城島捕手とのやりとりでしょう。野村さんが、城島の配球について非難したのが発端なのですが、
野村さんは城島に対して、
「オレらの常識では、大先輩に言われることに対しては、謙虚に受け止めるしかない。先輩から(苦言を)言われるのは当たり前だ。うぬぼれているんだよ。言われるウチが華だ」

「『無視、称賛、非難』を知らないんだよ」

「無視、称賛、非難」とは野村さんの選手に対する育成方法です。野村さんの教育の基本は「叱る」です。
「人間は、無視、賞賛、非難の段階で試される」として、ある一定レベルに成長すると更に成長させるために非難するのだそうだ。つまり城島の力量を認めているからこその非難ということになります。まぁ野村さん流の励ましでしょう。

でも、城島選手の態度は、私も問題だと思う。

「大先輩に向かってオッサンはないだろ。そりゃ腹も立ったかもしれないけど。あの試合も4番打者への攻め方を言っただけで、試合全体とは言ってない。1点で抑えられたら立派なもの」

野村さんに非難されても仕方ありません。

「もっと人間形成しないと。代表選手は(日本に)残っている選手のかがみにならないといけない。ちょっと勘違いしている。日本を代表する選手は品格、人格も条件だと思う。代表とはそういうことだよ」

その通りかもしれません。

田中大二郎選手 ズムサタ登場

巨人の若手売出中選手の一人、田中大二郎外野手(東海大相模卒、3年目)が、28日の日テレの朝の情報番組、「ズームイン!!サタデー」の「プロ野球熱ケツ情報」に初登場。
今週のテーマは“パソコン”。
番組司会の宮本和知さんの絶妙なトークが、面白いコーナーなのですが、田中選手が「A-BOY」(秋葉原ボーイ)として紹介されました。
マンガ喫茶も体験済みで全国の秋葉ファンの為に頑張りますと初登場としては、まあまあのコメント。
野球の方の活躍も期待したいところです。

今のところオープン戦で.286を記録。野手の残された一軍枠は、少ないが、松本選手、加治前選手も結果を出して頑張っているだけに、まだまだ頑張らなければいけません。

2009年3月24日 (火)

楽天・一場、トレード

楽天の一場 靖弘投手とヤクルトの宮出 隆自外野手のトレードが発表されました。

一場投手は、栄養費問題など、いろいろと物議を醸した末に、05年に明大から創設初年度の楽天に将来のエース候補として期待され入団、2年目に7勝をマーク。
その後、野村監督のボヤキ口撃に耐えられなかったのか、その後伸び悩み、昨季は0勝に終わってしまいました。
トレードについて野村監督は「環境を変えてやった方がいいと思った。いい球を持っているだけにね」と話したそうだが、一場投手の再出発の為にも、良いトレードだと思います。

興味深いのは、楽天に移籍する宮出外野手。
トレード上手の野村監督が獲得に、一場まで放出したからには、余程、実力を買っているはずです。
宮出選手は、1995年ドラフト2位で宇和島東高から投手としてヤクルトに入団。その後外野手に転向し03年頃から一軍に定着。通算1328打数371安打.279の成績。
昨年は高田監督の若手登用の影響もあったのか、出場機会が減り、29試合で打率1割2分8厘だっただけに楽天での再生ぶりに注目したい。

2009年3月23日 (月)

鈴木尚の引退試合

昨シーズン限りで現役を引退した横浜の鈴木尚典(現横浜2軍育成コーチ)の引退セレモニーが、巨人とのオープン戦で実施されました。
鈴木尚は、三回、仁志に代わって代打で出場し、巨人先発のグライシンガーから見事に本塁打を放ちました。長い間、横浜の顔として活躍してくれて、ご苦労様でした。
この本塁打、報道によるとクルーンがグライシンガーにストレートを投げてと頼み、セレモニーに貢献したそうですが、それでもスタンドに放り込むのは、なかなかできることではありません。立派。

鈴木尚は1991年に神奈川・横浜高からドラフト4位で大洋(現横浜)に入団。97、98年に首位打者を獲得し、98年の日本シリーズではチームの38年ぶりの日本一に貢献、最高殊勲選手に選ばれた。通算成績は1517試合に出場し、打率3割3厘、146本塁打、700打点。

私の個人的な感想からすれば、あの若い時の活躍からすれば、現役生活後半は苦悩の連続だったような気がします。
一度狂った歯車を戻すのは、大変なことなのでしょう。コーチとして自分の経験を若手選手に伝えて欲しいものです。

2009年3月22日 (日)

誤審騒動

第81回選抜高校野球大会の開幕試合は、倉敷工(岡山)が延長12回11-10と金光大阪を破りましたが、この試合の大詰め9回裏のサヨナラの場面で、誤審騒動が起きてしまったのは、残念。

9回裏、3点を追う倉敷工が同点に追いつき、なおも続いた1死三塁の場面で倉敷工がスクイズを仕掛け、この打球を金光大阪の投手がマウンドを駆けおり捕手にトスして、突っ込んできた走者山形にタッチするが、ランナーと交錯後に球がこぼれていたシーンです。
テレビの画面には、ボールは不完全キャッチでミットに、しっかりと捕球されていないように見え、誤審かとも見える。

このまま倉敷工が敗れてしまえば、後味の悪い結果でしたが、試合は好ゲームで、結果は劇的な延長戦での逆転サヨナラで倉敷工が勝利しました。

審判も大変だとは思いますが9回裏の緊迫した場面での誤審騒動は、やはり問題でしょう。いくら審判が絶対といっても公平なジャッジが前提にあるはずですし、微妙な判断については、観客にジャッジの説明をマイクでしても良かったのではないかと思う。

折角の好ゲームの話題が誤審騒動では、両校ナインが可哀想です。

2009年3月21日 (土)

イースタン・リーグ開幕

イースタン・リーグが一軍に先駆けて開幕しました。結果は、ヤクルト6-1ロッテ、湘南4-0日ハム、巨人9-3西武
巨人の注目ルーキー大田選手もイースタン・リーグ公式戦デビューを飾り、見事に初安打を記録しました。
この試合で私が注目したのは、先発メンバー。
1番:藤村(二) 
2番:橋本(中)
3番:大田(三)
4番:中井(遊)
5番:隠善(右)
6番:仲澤(一)
7番:籾山(左)
8番:伊集院(捕)
9番:木佐貫(投)

投手の木佐貫を除けば、全員プロ入り3年目までの若い選手ばかりです。まだ一軍はオープン戦期間中ということもあり、一軍半の選手達が一軍に帯同しているのも、若手選手が出場しやすい要因かもしれません。
しかし、それにしても高卒ルーキーの大田、橋本が先発に名を連ね、高卒2年目の藤村、中井も出場するなど、将来の巨人の屋台骨を支えることを期待されている選手を育てようという意図が感じられます。

以前、巨人代表の清武英利さんが週刊ベースボールの『野球は幸せか!』の中で、巨人の育成方法について述べていました。
巨人は、「特別強化選手制度」と「育成選手制度」という制度を両立させたいとし、特別強化選手の対象である中井、大田などの金のタマゴに、たくさんの出場機会を与え鍛え上げる一方で、育成選手にも、出場機会を多く与えて育てようとしている。

この日の開幕戦にも、育成選手の2年目籾山が先発。育成新人の福元も代打で出場するなど育成選手にもチャンスを与えています。
この一年間、どれだけ若手が育つか楽しみです。

尚、この試合には、西武の高卒ルーキー、大阪桐蔭の大型内野手の浅村栄斗も先発デビューし、4打数1安打を記録しました。

2009年3月20日 (金)

亀井も侍メンバーだ。

WBC第2ラウンド決勝で、侍ジャパンに何故選ばれたの?と叩かれていた巨人の亀井外野手が活躍してくれました。
韓国戦の4回、日本の主砲の村田が1塁への走塁で右太ももを痛めた為、ピンチランナーとして出場。なかなか出番が無かった選手に突然訪れた出場のチャンスです。
交代後に、早速持ち味のスピードを披露して二盗に成功。初打席となった6回はライト前へのクリーンヒットで出塁。
これで完全に侍メンバーの一人です。8回も1点を勝ち越して、なおも無死1、2塁のチャンスできっちり犠牲バントを決め、次の岩村明憲の2点タイムリーのお膳立てをしました。
こういった脇役が大切なんです。
亀井自身も、自信になったはずですし、いつ出番がきてもいいようにと準備していたことに感心です。
次のアメリカ戦もスーパーサブとして期待したいと思います。

2009年3月15日 (日)

辻内投手、一軍練習試合に登板へ

報知新聞によると巨人の辻内投手が16日の阪神との練習試合で一軍初登板するらしい。
一軍での初登板は、甲子園球場というのも何かの縁でしょう。
とにかく、思い切って投げて欲しいものです。

巨人の左腕投手の一軍争いは、金刃、歌藤が一歩リード。それを深田、古川が追う展開です。古川投手は結果を出せずに二軍に落ちましたから、辻内投手も、ここで好投すれば、念願の一軍入りのチャンスが生まれてきます。

とにかく、がんばれ。

2009年3月10日 (火)

辻内崇伸投手復活への一歩

鳴り物入りで巨人に入団した辻内崇伸投手も早くも4年目です。
2年目に怪我をして手術して、遠回りしましたが、復活に向けて一歩一歩、前進しているようです。

10日のジャイアンツ球場で行われた春季教育リーグに辻内投手が先発。3回を無安打、無失点と好投しました。
辻内投手も「3回を投げたのは2年ぶりでしたが、無事に投げきることが出来てホッとしています。自分自身でも(完全復活まで)一歩一歩近づいているような手応えを感じています」と手ごたえを感じたコメントをしました。

辻内投手の魅力は、甲子園で見せた豪球。制球など気にせずに思い切った投球を期待したいものです。

2009年3月 8日 (日)

弥生賞

WBCの韓国戦を見て、イチローが打てば、チームの雰囲気って変わるんだなぁと改めて感じました。
さて、競馬の世界は、長年、西高東低が続き、スターホースは毎年、西の栗東から登場するのが、常でしたが、今年は久々に関東からもスター候補が誕生です。
3月8日、中山競馬場で行われたクラシックの登竜門と言われる第46回弥生賞(3歳、GII・芝2000m)で、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気のロジユニヴァースが無傷の4連勝を飾りました。
これまで、同レースを、無敗で弥生賞を制した馬には、ディープインパクト(05年)、アグネスタキオン(01年)、シンボリルドルフ(84年)、ハイセイコー(73年)と名馬がズラリ。

ロジユニヴァースの父はサンデーサイレンス産駒のネオユニヴァース。近親にGIIIファンタジーS2着のモンローブロンド、GIIIラジオNIKKEI賞2着のノットアローンがいる血統だが、血統的にはスピードタイプか。
今後の活躍が楽しみだが、最大のライバルはラジオNIKKEI杯2歳Sで対決したリーチザクラウン。同馬は父スペシャルウィークで父と同じ勝負服で先日、きさらぎ賞で快勝しました。
産駒に恵まれなかったスペシャルウィークが、久々に産みだした大物が、同じ勝負服で活躍するリーチザクラウンも応援したい気持ちにさせられます。

今後、どんなドラマが生まれるのか。

皐月賞でリーチザクラウンとの再戦が今からとても楽しみです。

2009年3月 6日 (金)

個性集団

産経新聞の「【主張】WBC 元気与える日の丸野球を 産経新聞 」を読みました。

社説には、
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に国民の関心が高い。これは、日本代表という「日の丸」に対する国民の期待が表れている。人間が誰しも持っている、生まれ育った国を尊く思う素朴で純粋な感情を大事にしたいと主張されています。

まぁ、この辺は産経新聞らしい主張ですが、私が面白いと思ったのは、野球が日本人に一番浸透しているスポーツであるとWBCの盛り上がりで再認識させられると書かれていること。これは素直に嬉しいことです。

でも後半の文章は、何を言いたいのか私には、正直理解できなかった。

たかがスポーツではあるが、WBCは凋落(ちょうらく)傾向にあった野球に、個性という卓越した力でファンを呼び戻したのである。
 それはアマチュアの「
チーム至上主義=勝利」という戦略から脱してプロの「個性集団=勝利」という新たな手法と魅力を提示したといってもいい。
 かつて日本は
護送船団方式で発展したが、落後者を出さない手法は、ある種アマチュア的でもあった。不況で閉塞(へいそく)感が漂っている今、「国を愛する」ことと「個性を尊重する」というWBCの場に学べることは多いはずだ。

 何より日本の勝利は国民に元気を与える。頑張ってほしい。

個性、個性というけれど、昔のプロ野球の方が、もっと個性的だった気がする。また、これだけ格差が問題となっている現代社会では、かつての護送船団方式の頃の良さも見直しても良い頃にきていると思うのだが、これはアマチュア的な思考なのだろうか。
ちょっと結び方に無理がある社説だと思う。

2009年3月 1日 (日)

横浜ベイスターズの新スター

横浜ベイスターズのドラフト1位ルーキー松本啓二朗外野手がオープン戦で1番・中堅で登場し、猛打賞、1盗塁の鮮烈デビュー。テレビでもスポーツニュースで紹介される程の活躍です。
昨季は、94敗という記録的な負け数を記録した横浜にとっては、嬉しいスター候補の誕生です。

1番決まった!松本 鮮烈猛打賞デビュー スポニチ
ドラ1・松本、デビュー戦でいきなり3安打…横浜 報知新聞

横浜の課題は投手の駒不足ですが、1番打者の固定できないことも課題の一つでした。
大西、金城、石川と候補はいるのですが、固定できず、長く横浜のトップバッターとして活躍した石井琢もチームを去りました。
横浜の盗塁数は4年連続でリーグ最下位で昨季も37盗塁。
この状況下で、登場した松本の期待は高い。この日の活躍に、大矢監督も「1番が決まらず、足を使った攻撃が少なかったからね」と顔もほころばせたそうだ。
このまま、オープン戦で活躍し、開幕スタメンで登場すると、球団では71年の野口善男以来、38年ぶりの快挙だそうだが、当時は横浜ベイスターズは、まだ川崎球場を本拠とした大洋時代の話です。横浜スタジアムも、まだ平和球場だった頃の話ですから、ニュースターの登場が待ち遠しい。

尚、同じ早稲田大出身のルーキー・細山田もオープン戦に出場し、中飛に倒れましたが、FA移籍で加入した野口も高齢ですし、武山捕手ら若手捕手しかいないチーム事情なだけに、チャンスはあるはず。がんばれ。

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