坂本の活躍は目覚しいが、何故なのか。
スポーツ紙で検証してみると、坂本の昨年苦手としていたのは、内角という記事もあれば、内角は苦にしていないという記事もあり、あまり当てにできませんが、内外角とも確実性が今ひとつだったからそういった記事になるのだと思う。
次の記事は5月3日の日刊スポーツの巨人坂本プロ初の2発!球児撃ちV弾!!の記事。
3年目で何が変わったのか-。09年版坂本の進化を物語るデータがある。今季放った全35本の安打コースで右方向には4本しかなく、残り31本の打球は中堅から左だ。
春季キャンプ。昨年フル出場した経験から長短所を認識し、独特の打撃理論を導き、苦手な外角球の対策に取り組もうとしていた。
坂本 インコースはそんなに苦にしない。問題は外角です。泳がされてボテボテが多かった。外角いっぱいのボールに対して、腕を伸ばして外からバットを出して、レフトへ打つ練習をします。
元来、利き腕は左。左腕が伸び切った状態でもリードが強いから、引っ張れる。外角球に対しては逆らわず流すのがセオリーだが、「どちらの腕で打つのか」を考えた結果、左腕の力を生かすことができる外角球も左へ打つ打法を身につけた。
打撃練習では外角球を左方向へ徹底して打った。バットが体から離れるため特に体の軸を意識し、「軸を残し動かないように」と真後ろからティー打撃の球を上げてもらった。約3カ月がたち、その効果は結果として出ている。
スポーツ紙には珍しく、細かく技術論について解説されています。
次の記事は、報知新聞4月27日の記事です。.405!坂本ついに首位打者!!4度目猛打賞!!
坂本は初心を忘れていない。フリー打撃前のティー打撃で、最初の10球だけ、細長い超軽量バットで打つ。「もうルーチン(習慣)ですね」と照れ笑いを浮かべた先に原点回帰があった。
もともとは、昨年6月に原監督から手渡された800グラムの軽量バットが始まりだった。「速く振れ」という助言通り、振りまくった。いつしか、体がその速度を覚え、スイングスピードが上がった。試合で使用する86センチ、920グラムのバットを、自在に操れるようになった。
それから自分で考え、今季もSSK社に91センチ、650グラムの細長い超軽量バットを特注した。その思い入れの深いバットで、わずか10スイングに集中する。「インサイドアウトを意識しながら、振っています」と、技術面もチェックしながら、1年前のがむしゃらな気持ちを毎日、思い出す。細長いバットの形は変わらない。ただ1年前、そのバットのように細かった体と自信は、太く、たくましくなった。
そして、この記事は、4月20日の報知新聞。坂本、成長の証V打!竜3タテ逆転!逆転!!逆転!!!
おもむろに、ノックバットに手を伸ばした。試合前の練習中。打撃ケージ横でフリー打撃の順番待ちをしていた坂本が、左翼の加治前に向かってノックを始めた。5球、きれいな放物線を打ち上げると「うまいでしょ」と笑った。自らの思いつきで、2日続けて行ったノック練習。20歳の若武者が、今季も成長を続ける理由がここに隠されていた。
細長いノックバットでボールにスピンをかけて打ち上げることで、打撃フォームを確認していたのだ。「ポイントのチェックです」両腕をたたんで内から外へバットを出すことを意識づけた。何より、自分で考え、独自のやり方でフォームを修正したことに意味がある。「去年、1軍を経験したのが生きている。試合までの流れも分かっているし、ちゃんと自分で考えて、試合の中でも余裕をもってやれている」強い意思を心に秘め、この日もグラウンドに立った。
報知の、この2つの記事を読むとインサイドアウトを意識しているのが良く分ります。
ボールを以前より近くまで引き寄せてから体の回転を意識した打法が身についてきたのが好調の秘訣ではないか。
この好調が、どこまで持続するか、また、どこまで成長するか楽しみな選手です。
最近のコメント