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2009年11月 8日 (日)

原監督の優しさ

読売新聞の津崎記者の記事を読んで、原監督の優しさを感じました。
原監督の内海投手に対する愛情は、以前WBC後のナンバー731号の記事でも特集されていましたが、今回の記事を読んで改めて感じました。

記事によると原監督は監督復帰直後の秋季練習で内海投手に対して、「何て素直で、朗らかないい子なんだ。この子は必ず巨人のエースに育てなければいけない」と誓ったそうだ。

原監督就任前の内海の成績は4勝9敗。ドラフト自由枠で鳴り物入りで入団した割には伸び悩んでいた投手でした。
内海投手が初めて2ケタ勝利を挙げたのが原監督復帰後の1年目。12勝13敗。負け数の方が1つ多かったが防御率は2.78と、前年に比べて飛躍的成長を見せました。
その後、14勝7敗、12勝8敗と巨人の主力投手に成長し、WBC戦士にも選ばれました。

このWBCの第2ラウンドの韓国戦に先発した内海投手は3回裏、韓国の2番・李容圭に対して抜けた直球が頭部に死球。後頭部に受けた李は、倒れこんで観客席から激しいブーイングを浴び、交代かと思われたが、この場面で原監督は、ここで内海を交代したら、内海は駄目になってまうと、敢えて続投させ、3番・金賢洙を一ゴロに抑えてから降板させました。
死球のまま降板では内海本人も悔いが残っただろう。ここで一人抑えて降板であれば、同じ降板でも意味が違う。原監督の配慮は優しい。

そして、今季、内海投手は開幕かせ不調。開幕から6試合続けて勝ち星なしに終わった5月4日の阪神戦後に原監督自らが内海投手に2軍落ちを伝え、こういったそうだ。
「初めて会った時の明るくて、元気なお前はどこに行った」

単に2軍行きを伝えるのではなく、不調で下を向く内海に対しての励ましである。「頑張れ、しっかりしろ!」ではなく「元気を出せ」というメッセージは、上手いと思う。

そしてポストシーズン。第2ステージでは苦手の中日ということもあり出番すら無かったが、日本シリーズ第2戦の先発を任された内海は結果を残せなかった。
しかし、そんな内海投手に対して原監督は第6戦に先発のつもりで準備するように指示し、東野投手のアクシデントもあり緊急リリーフ登板。
見事に4回2/3を無失点に抑える好投をしてみせた。
投手交代の際に、原監督自らがマウンドに行き、満面の笑みで「よくやった」と内海に交代を告げた。
内海投手も満足気な顔で原監督の信頼に応える好投で、責任を果たしたといった笑顔が印象的でした。

まだまだ真のエースとは言えない内海。来季の成長を期待したい登板でした。

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